傷だらけの少女は、初恋相手の幼馴染にドロ甘に溺愛される。

「大丈夫。私もそろそろ……と、思って」

「そうか。分かった。でも無理はするなよ」

「うん。大丈夫」



士綺くんは私の決意を感じ取ったのか、ふわりと笑ってくれた。

私も笑い返した……とき。



「ねぇねぇ、お熱いところ申し訳ないんだけどさ〜」

「っ、憐夜くん……!!」



現れた憐夜くんたちに驚いて、士綺くんの胸板を思い切り押した。

士綺くんは不満そうに憐夜くんたちを睨む。



「ちょっと外で待ってた僕らを褒めてよ〜。2人そのままだとキスしそーな勢いだったじゃん」

「き、キス……!?」



ないない!! そんなこと思ってないです……!



「んなわけねぇだろ。妄想してんのお前だよ」

「え〜? 普通の幼馴染みとは思えないほどの熱々さでしたけど〜?」

「なっ、あつっ……!」



ドキマギする私とは正反対に、憐夜くんは私の反応を見て楽しんでる。



「士綺くん! 早く挨拶するよ!」