きっと信じられないほど目を見開いているだろう私を見つめ、

「いや…さすがに、言い過ぎた。俺が悪かった。」

もう一度、らしくないことを伝えた。


「えっ、と……。その、私も言い過ぎてたわ。ごめんなさい。」

「お、おう…。んじゃ、またな…?」

「え、ええ…。」


バタン、と扉を閉めた。そして、崩れるようにしゃがみ込んだ。

………え、えええ???なに?何が起こったの今⁉︎⁉︎

ものすごくパニクった。
だんだんと落ち着いてくると…

………よかったぁぁー。

嬉しさやら安堵やらが湧き上がってきた。

嫌われなくて。別れることにならなくて。ほんっとうに、よかった。と


その後は、本当に浮かれすぎて自分でもヤバかったと思う。でも、それくらい嬉しくて嬉しくて。その夜は、本当によく眠れた