家族に虐げられた令嬢は王子様に見初められる

ちょっとこじき狩りに参加すると言えば、きっとご主人たちだって了承してくれるだろう。

こじきを捕まえたら、またここに戻ってくればいいだけだ。
「そりゃあ魅力的な話だな」

マルクはそう呟いたのだった。