65リットルよりも、笑って。





「お菓子の詰め合わせ…?やったあ、嬉しいな」


「……なかを見てみるのじゃ」


「あとでゆっくり見よーっと」


「いま見るのじゃ」


「……頑固だねサンタさん??」



もしかして特別なお菓子とかが入ってたり?

そりゃあね?

子供たちと一緒っていうのは18歳の女の子に対して申し訳なさはあるだろうし。


私もできるなら100億万円欲しいもん。


なんて思いながら、袋の中身を漁ってみる。



「…………」



“斑鳩 泰斗の家で一緒に過ごす券”

手書きで書かれた、1枚の小さなメッセージカードがお菓子に紛れるように入っていた。



「…本日限定」


「……サンタさんのくせにちょっとケチくさい」


「文句言うな。サンタさんだぞ」



こういう会話がまさにプレゼントだ。

こそばゆくて、照れくさくて、ああ私って本当に恋してるんだなって、認めざるを得ない。