「————姉さん???」
その言葉が放たれた方に、自分の血の気が引いていくのを感じながら、ゆっっくり顔を向けた
「……な…な、奈央??」
噛みまくった私は、ここ奈央の家でもあるしね…と分かっているのに、なんで自分がこんなに焦っているのかも
「姉さん、その男「たた、ただいま、奈央!!!」………。」
なんで自分が、駿くんを隠したがってるのかも
「えーっと、美奈ちゃん。僕は帰るね。」
「あー!!!うん、そうだよね⁉︎送って?いや一緒に帰ってくれてありがとう!!!」
「いやいや全然。また明日ね。」
「うん!また明日!!」
ニコッと微笑む駿くんの笑顔に、なんで嫌な予感がするのかも
分 か っ て い な い 。


