「——あっ。あれが私の家だよ!」 「あのオレンジの屋根の??」 「そうそう!温かみがあって好きなんだ〜。」 「そっか。いいね、確かに温かい雰囲気を感じるよ。」 ニコニコと笑う駿くんに、一緒に帰ってくれたお礼を言おうとしたときだった 「————姉さん???」 聞き覚えのありすぎる声がかけられたのは。