「今日ね、先生がすごくおもしろくて———」

「へぇ。」

私の雑談を聞いてくれてるのか聞いてないのか、よく分からない相槌をうつ奈央。そんな奈央の横顔もカッコいいな〜と思っていたら、イケメン繋がりで駿くんのことを思い出した


「そういえばね、こないだ漣駿くんっていうすっごい有名人に助けてもらったんだ〜!」

「……有名人に、助けられた?」

「そうなの!…あ、有名人って、芸能人ってことじゃなくてね、学校ですごく人気の有名人なんだって!確かに、超イケメンの王子様みたいな人だったなぁ。」

「へぇ。イケメンの王子様、ね…。」

なぜか、奈央の眉が寄った

「姉さんがそんなふうに言うの、珍しいじゃん。」

「え、そうかなぁ?あ、その後知ったんだけど、駿くん“華の王子”って言われてるらしいの。簡単な方の“花”じゃなくて、中華の“華”!優しいし華やかだし、ピッタリだよね〜。」

「……“駿くん”⁇名前呼び?」

「名前で呼んでって言われたからだよ?それがどうかしたの、奈央⁇」

「……別に。」


その後、奈央はずっと不機嫌なままで何かダメなこと言っちゃったかなと不安になる私だった






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