「ていうかごめんなさい、有名人なの?」

「いやいや、そんなんじゃないよ。僕は、1組の漣駿(さざなみ しゅん)だよ。駿って呼んで。よろしくね。」

「私は海藤 美奈(かいどう みな)。2組です。美奈でいいよ!よろしくね〜。」

…名前も可愛いな。というか、

「組、隣だったんだね。」

「たしかに!」


「てか、もうこんな時間だ。急ごうか。」

「え!ホントだヤバい!!」

「美奈ちゃん、こっちだよ!」

2人で駆け足で第1会議室に向かう

急がないと…



これが、僕、漣駿と海藤美奈ちゃん——もとい妖精——の出会いだった