私は今までの出来事をすべて凛子に話した。 『そうだったんだ 大丈夫? 警察に電話してみる?』 『ううん…大丈夫 とりあえず男いなくなったし 家帰るよ』 『じゃあ家まで送るよ?』 『凛子の帰りが心配だから 大丈夫だよ! ありがとね』 ホントは怖くて今にも泣きたかったけど 今日知り合ったばかりの凛子に 迷惑をかけるわけにはいかない と思って必死に堪えた