羽田空港での衝突炎上事故が連日騒がれているけれど、聞いてみると人的ミスが重なった事故だったことが分かってきたね。
 一つは海上保安庁機の機長の勘違い。
「滑走路手前までオッケー。」という指示を「滑走路進入オッケー。」だと勘違いしてしまった。
 さらに滑走路に進入している機体に管制官が気付かなかったこと。
 どちらも凡ミスと言えば言えないことも無いが、それ一つで重大な事故を起こす原因になることを思い知らされる情報だった。
 管制官が気付いていれば防げないことも無かっただろうが、それでも危機一髪だったと思う。
 あの40秒間、管制官は何をしていたのか? そこがこれから追及される焦点になるだろうね。
 でも一歩下がって考えてみたい。
 管制業務がどれだけの激務になっているか、、、。
 羽田空港は成田空港と並んで首都圏に在る国際空港だ。
国内だけでも沖縄から北海道まで航空路線が犇めき合ってる。
そこへ全世界に向かって国際線が飛び交う。
さらには午前0時まで離着陸が分刻み、秒刻みでプログラムされている。
 おまけに東京は皇居や国会議事堂などの飛行禁止空域も有るし、23区内は飛ばないように航路が設定されているはず。
 そこであらゆる方角に飛び立ち、或いは降りようとする飛行機がランダムにやってくるわけだ。
 管制業務も1機のみならた易いことだろうが、距離も高度も方角も速度も違う機体が複数飛んでいれば混乱しそうになる。
数人で同時管制を出来ればいいがそういうわけにもいかない。
 ついでに管制業務は英語で行われる。 世界共通言語だから。
 となると管制官には二重三重の重い負担と責任が伸し掛かることになる。
 管制官だって人手不足は免れないだろうから一人の管制官に対してどれだけの重責が背負わされることになるのか、、、。
つまりは職務改善がここでも求められることになるのだ。
 それでなくても突風や大雨、雪に低温など管制官を悩ませる問題はたくさん有るというのに、、、。
 それらを差し引いたうえでなければ、きちんとした結論は出せないだろう。
〈うっかりミス〉では片付けられないと思うが、精神状態にまで踏み込んで今後の対策を打ち出してもらいたい。

 さあ、今日は五日です。
早いですねえ。 こないだ大晦日だったのにもう五日です。
 昨年末から一つの大仕事をしてます。
それはね、日蓮大聖人の御書を音声化すること。
 キリスト教でも何でも経典の点字訳などは行われているのに、なぜか日蓮大聖人の御書は朗読物も無いんです 未だに。
 ネットでは全御書が公開されているので読めないことは無いんですけど、、、。
問題が有ります。
 一つはルビが打たれていないこと。
まあね、何マス目からやるとかその行をどうするとかいう問題も有るから出来ないんでしょう。
 もう一つはインターネット特有の文字化け。
 御書は鎌倉時代に書かれた物なので今は使われていない漢字もたくさん有ります。
それに文字が記号になってしまったり、読み方が混乱していたり、、、。

 携帯を使っていた頃、その事実に驚きました。
そして学会本部に対応をお願いしたわけですけど、、、。
「そんなの知らねえよ。 あんたの機種が問題なんだろう?」っていう返事が返ってきました。
唖然としたもんですよ。
それでね、以後は本部に問い合わせをしないことに決めました。
 それでもやっぱり御書は拝読したいもんです。
大阪に居た頃、全編を朗読してカセットテープに録音した夫人の話を聞きました。
それから20余年。 ついに抑えきれなくなって自分で音声版を作ることにしたんです。
 ネットで検索してみると平仮名で編集してくれているホームページを見付けました。
これをアレンジしてパソコンに読み上げさせれば簡単なんですが、楽な仕事をしたくない。
そこでこれを予め音声録音しておいてそれを聞きながら熟語に読み仮名を付けていく地味な作業をしています。
 メモ程度の御書も有りますが、朗読に3時間以上かかる長文の御書も有ります。
それを今年中にやり切ろうとしているわけです。
 自分でもやり切れるかどうか分かりません。
でも悩む時間は有りませんね、ぼくも54歳なので。
体当たり 決死の覚悟でやるしかないと腹をくくっています。
これがぼくの使命のような気がして。

 能登地震についてとんでもないデマが流れて問題になりました。
別の公開作品で書いているので詳しくは書きませんが、被災地と救難に取り組んでいる政府や被災自治体を苦しめないでもらいたい。
 そしてこのデマによって他国にまで迷惑をかけるのは止めてもらいたいものだ。
 迷惑を掛けるだけ掛けておいて何とも思わないのだろうか?
思わないんだとすればデマ主は日本人ではない。
 そのデマのおかげで政府までがん切れしているのだから。
 あなたが首相で、こういうデマを流されたらどう思うだろう?
 そりゃね、他国から救助隊を派遣するよって言われたら涙が出るくらいに嬉しいよ。
 でも被災地は能登半島であって、大群を受け入れるには狭すぎるんだよ。
それに陸路も空路も海路もズタズタで使えない。
自衛隊でさえ重機搬入に苦心している所だ。
そこにさ、何千という救助隊が入っていけると思う? 無理だよ。
作業を開始するまで動けない。 開始できても何処までやれるか分からない。
おまけに指揮系統がバラバラであればコントロールも出来ない。
 良かれと思って受け入れたのに返って邪魔になってしまう。
これでは被災者にも歓迎されないよ。
 それをね、東日本大震災と比べて、あーだこうだって言うのは間違ってる。
 東日本大震災は岩手県から茨城県に至るまで広大なエリアが被災したんだ。
 花巻 釜石 仙台 郡山 水戸、、、規模の大きな自治体が所々に在って
東北自動車道 東北新幹線 花巻空港 仙台空港がまだまだ使えたんだ。
 確かに陸前高田みたいに役所まで被災して大変な町も在ったけど、輸送ルートはおよそ確保できていた。
 大変だったのは福島第二原発だったよね。
 それと能登地震を比べるなんて田んぼと富士山を比べてるようなもんだよ。
 そういう頓珍漢な騒ぎは起こさないの。
ほんとにどうしようもないんだからね。