人質になります!と意気込んだものの、これって全然人質の扱いじゃないですよね?

「ウィリアム様より、『朝食後に中庭の入口近くにあるベンチで待ち合わせ』と言付かっております。参りましょう」

 イヴリンさんに誘導されて歩いた。

 お腹が重い……

 いくらおいしいからっていっても、どう考えても食べすぎた。昼食からは自重しないと……

 途中、イヴリンさんがつばの広い帽子を渡してきた。

「石化病予防のために、直射日光を避けてくださいませ」

「あっ、実は石化病と日光の関係は、いまいち分かってないんです」

「それでもお願いします。もしものときに、悔やんでも悔やみきれませんから」

 メリー伯母さんが発症したことに、心を痛めてくれたんであろうことが察せられた。

 石化病は誰のせいでもない。

 ましてや、イヴリンさんのせいでは決してないのに……