ところが、ところが!
200年ほど前、突如として現れたドラゴンによって、ドワーフの村が襲撃された。
ドラゴンを追い払ったものの、村は壊滅状態。
まあ、ドラゴン云々の辺りは眉ツバなんだけど。
何せ私は生まれてこの方、ドラゴンを見たことがないし、『見たことがある』という人に出会ったこともない。
話を盛ってしまったんじゃないかな?
とにかく何らかの理由で苦境に陥ってしまって、そのときにドワーフ族は王国へ身売りすることを決めた。
財産をかき集めて献上し、王国の国民となることを宣言したのだ。
その対価として、王国側は食料・日用品といった物的援助だけでなく、村を立て直すための人的援助までしてくれた。
村が復興して以降、ドワーフ族は税として、自分たちが採掘から加工・製造までおこなった宝飾品を毎年王家へ納めることになった。



