私は細工師の仕事に復帰してからというもの、忙しい毎日を過ごしていた。食事と庭の手入れ、それから授業の時間を除いては、工房に入り浸った。
工房にいると、授業の時間を忘れてしまうこともしばしばだった。
「リリー様、もうじき礼儀作法の授業が始まりますので、お迎えに参りました」
イヴリンさんはいつも、慌てなくて済むように少しだけ早めに迎えに来てくれる。
それが決して早すぎたりしなくて、絶妙な加減だから感心してしまう。
イヴリンさんがこんなふうに時間を見計らって迎えに来てくれるのは助かる。
助かるんだけど……
「もうちょっと……もうちょっとでキリがつくんです」
「リリー様?」
あっ、これ以上はマズい!
「はいっ、直ちに終了します!」
そんな私を、工房で働く職人全員が『わははっ』と豪快に笑う。
「たかが1、2時間抜けるだけだろ?」
「しっかり学んでこいよー」
「はーい、行ってきまーす」
工房にいると、授業の時間を忘れてしまうこともしばしばだった。
「リリー様、もうじき礼儀作法の授業が始まりますので、お迎えに参りました」
イヴリンさんはいつも、慌てなくて済むように少しだけ早めに迎えに来てくれる。
それが決して早すぎたりしなくて、絶妙な加減だから感心してしまう。
イヴリンさんがこんなふうに時間を見計らって迎えに来てくれるのは助かる。
助かるんだけど……
「もうちょっと……もうちょっとでキリがつくんです」
「リリー様?」
あっ、これ以上はマズい!
「はいっ、直ちに終了します!」
そんな私を、工房で働く職人全員が『わははっ』と豪快に笑う。
「たかが1、2時間抜けるだけだろ?」
「しっかり学んでこいよー」
「はーい、行ってきまーす」



