·····もっと早くあそこに着いていれば、もっと早く自分が行動していれば、あそこにいた子供達は助かっていたかもしれないと、柄にもなくずっと悔やんでいたのだ。


家族に何かしらの問題があった子供達でも、まだ数年しか生きていない子達を、その命を途絶えさせるなんてことは絶対に許されない。


どんなに今が辛くても、今後必ずどこかで、誰かのことを救う。助けになる。


この世にはいらない人なんていない。


自分では気づいていないかもしれないが、みんな誰かの支えになっている。

それは親かもしれないし、兄弟かもしれない。おじいちゃんおばあちゃん、いとこはとこ、遠い親戚、友達、先生、上司、同僚、後輩、街ですれ違った人、ネットの向こう側にいる人、そういう人たちの支えになる。

必ず。どこかで誰かを救う。