みんなにありがとうをいっぱい伝えて、頭を下げた。
そして頭を下げたまま呟くように、
「私を見つけてくれてありがとう。あの時、私の手を取ってくれてありがとう」
頭を上げ、最後に、みんなに笑顔を見せた。
メンバーはまた、桃子の新しい顔を見た。
泣いていて、寂しそうで、悲しそうで、でも·····笑顔で·····。
それは無理やり笑顔にしている顔じゃなくて、自然と出ている笑顔。
眉毛を少し寄せて、目からは涙の粒が流れていて、子供っぽい、幼いかわいい無邪気な笑顔。
桃子はこんなにも感情を出すようになった。
ここに来た頃とは大違い。
子供は成長するのが早いというが、本当にその通りだ。
桃子はものすごく成長した。
そのままみんなから車に目線を移して、車に乗り込んだ。
運転手する部下が窓を開けてくれた。
そこにメンバーたちは近づく。


