「私は·····いつ死んでもいいと思ってた。こんな場所で生きてても、死んで消えても同じだと思ってた。」

「もも·····」

「でも·····本当は死にたくなかった。
誰かに助けて欲しかった。
助けてって、私も他の子達みたいに泣きたかった。叫びたかった。

えみちゃんに握られてた時だって、すごく怖かった。震えが止まらなかった。

みんながいたから私は今こうして生きてる。
 
“みんなは一人の人生を救った”。

私に生きる意味を教えてくれた。
生きる楽しさを教えてくれた。

見つけてくれたのがみんなでよかった。
ここにきて後悔なんてない。

みんなの選択は間違ってない。
みんなの選択は、正しかったよ!」


「「もも(ちゃん)·····」」