地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】


『あ、ゆいちゃん動いたー!』

『ハハ、動いちゃったぁ』


動いてしまった女の子が、木の前に立っている女の子のところへ行き、手を繋ぐ。

そして楽しそうに笑い合っている。

 
『もう一回だるまさんが転んだやろう!』

『うん!』

『いいよ!』

『楽しいね!』

『ねっ!』


桃子は、楽しそうに遊ぶ女の子達をじっと見ていた。


「何してるの、はやく歩いて」


母親は一瞬公園の方をみるがすぐ目線を逸らす。

桃子は公園で遊んでいるのを見つけては、ジッとその様子を見ていた。