「……」
その目線に気づいた黒神は何かを伝えようとしてることに気づく。
桃子は柏木にバレないように少し目線を下げて右手の人差し指で地面を指差していた。
黒神は少し首を傾げた。
しかし、すぐその意味に気づき、一瞬迷うが、時間がないとバレないように少し頷く。
「タクっ、使えねぇ。」
「で、俺たちはどうすればいい」
黒神はなんとかナイフを桃子から離そうと試みる。
「まずそこに跪け!そして俺の部下にしてくださいって言うんだ!」
またも気味悪く、ニヤニヤしながらそう命じる柏木。
もうすでに勝ちをものにしたかのように。


