そんな桃子たちが乗っている車の中で、ランドに行くかシーに行くかで揉めていた。


「絶対ランド!」

「いや、シーだろ」


ランド派の赤宮とシー派の青葉が言い争っている。


「うるさいよ、席が遠いんだから喧嘩しないの」


仲裁に入る白洲。
しかしテンションが上がっているのか、全く聞く耳を持たない二人。


「ランドだよなぁ、ももちゃん」

「シーだよな、もも」


終いには二人とも桃子に聞く始末。


「え、えっと·····」