今までは1人で耐えてきたのだろうか。 だれにも言わず、小さい体でたった1人。 親は桃子の変化に、少しでも気づかなかったのだろうか。 こんなにわかりやすいのに。 桃子のことを見ようともしていなかった親だ。 気づくはずがない。 だから桃子自身も熱があっても、どんなに体調が悪くても気づかないようにしていたのかもしれない。 でも今は違う。 みんながいる。 気にかけてくれる人たちがいる。 桃子の変化に気づいてくれる人たちがいる。 もう1人で耐えることはない。 我慢することもない。