「───··········」


周りが少し賑やかになってきたのを感じ、女の子は意識がだんだんはっきりしだす。


この檻がある部屋は薄暗くて、窓がないため、今が朝なのか、夜なのかわからない。


おそらく今は次の日の朝なのだろう。
昨日よりも見張りの人が多いような気がする。


そして昨日の黒ずくめの男の人が近づいてきた。


「今日から"113番"、それがお前の名前だ」


とだけ言われ、男はすぐにさっていった。

女の子は今日から113番と、番号で呼ばれるようになった。