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ひさしぶりに生徒会室へともどってきたひとに向けて、敬礼をする。
「お疲れさまです、財前先輩」
「あぁ。ひさしぶりだな、藤枝」
ほほえむ財前先輩に笑みを返して、「研修はいかがですか」と聞いた。
「勉強になることが多々ある。ところ変われば空気もちがった。…藤枝のほうはどうだ?次期副会長と会ってみて」
「優秀な後輩です。たのもしい右腕になってくれるだろうと思います」
「そうか、それはよかった。Verbrechenのようすはどうだ」
「特におおきな問題はありません」
財前先輩が監獄学園に滞在するのは数日。
またすぐ別の刑務所へと研修に行くから、この数日間だけ変に思われないふるまいができれば、しばらくは安心できる。
私は財前先輩としばらくはなしたあと、「それでは失礼します」とあいさつして生徒会室を出た。
ひさしぶりに生徒会室へともどってきたひとに向けて、敬礼をする。
「お疲れさまです、財前先輩」
「あぁ。ひさしぶりだな、藤枝」
ほほえむ財前先輩に笑みを返して、「研修はいかがですか」と聞いた。
「勉強になることが多々ある。ところ変われば空気もちがった。…藤枝のほうはどうだ?次期副会長と会ってみて」
「優秀な後輩です。たのもしい右腕になってくれるだろうと思います」
「そうか、それはよかった。Verbrechenのようすはどうだ」
「特におおきな問題はありません」
財前先輩が監獄学園に滞在するのは数日。
またすぐ別の刑務所へと研修に行くから、この数日間だけ変に思われないふるまいができれば、しばらくは安心できる。
私は財前先輩としばらくはなしたあと、「それでは失礼します」とあいさつして生徒会室を出た。



