唇を隠して,それでも君に恋したい。



「敦」

「ん」

「すきだ」



僕の目の前で,君が目を丸くする。

僕は嬉しくて嬉しくて,頭がどうにかなってしまいそうだった。



「はは」



こうして胸を張って伝えられる日を,僕はずっと……

ずっと待っていたんだ。 

晴れやかな気持ちで見つめた敦の瞳には,幸せそうに晴れやかな笑顔を浮かべる僕が,確かに映っていた。



              ー『唇を隠して,それでも君に恋したい。』Fin