冷酷総長は、今日も変わらず彼女を溺愛する。【After Story】



良かれと思ってした行動が、相手にとっては嬉しくない結果に繋がってしまうことがある。

今のわたしはまさにそんな状況に陥ってしまっているように思う。


考えたら考えるほど、心は底のない闇の中へと落ちてしまう。


「なに、……そういうこと? え、俺のために内緒にしてくれてた、の……」


落ち込んでいたわたしの耳に、麗仁くんの驚いた声が入ってきた。


逸らしていた目線を再び麗仁くんに向けた、その瞬間。


「……っ!?」


──麗仁くんの長い腕が、わたしの全部を包み込むように抱きしめた。


腰に回された腕には力が込められていて、少し苦しいくらい。


「り、りとくん……っ? 急にどうした、…っんん」


喋る隙を与えまいと、強引に唇を塞がれる。

熱く、深く、ついばむようなキス。


腰をぐっと強く引き寄せられて、さらに深く重なる互いの唇。

麗仁くんの舌がわたしに口を開けるように促し、抵抗なんてできないままに酸素を求めて口を開いた。