冷酷総長は、今日も変わらず彼女を溺愛する。【After Story】



𓆸 𓆸


長い手足に色白の肌。

身に纏うラフな服装は、その人の美顔をより強調させる。

サングラスをかけ、深く帽子を被っていてもわたしには分かる。


今は喫茶店と化した教室の中に、麗仁くんが姿を表したことを。

前方扉をくぐり抜けて教室の中に入ってきた麗仁くんの目線が、わたしを探すべくあらゆる場所へと流される。


わたしの目線に気づいたのだろうか。

唐突に麗仁くんがこちらの方へ視線をやったから、緊張していたわたしはさらに緊張して、息ができなくなった。


「……っ」


サングラス越しでも、麗仁くんの双眸が大きく見開かれているのが十分分かる。


麗仁くんが入ってきたことで、教室内はさっきよりも騒がしくなった気がした。


──“あの人、かっこよくない?”

──“ね、それ思った。目元とかよく見えないけど、放つオーラが半端なくイケメンだもん”

──“背高すぎぃ。あんな綺麗な手足今まで見たことないよ”