𓆸 𓆸


清々しい目覚めで朝を迎えた。

隣には麗仁くんがいて、2人が寝ても有り余るほどの大きさのふかふかベッド。


「……ん、あやちゃん起きてたの」



麗仁くんという方は目覚めの時まで完璧な容姿をしてる。

だけどちょっとだけ可愛いのは、いつもはサラサラなストレート髪が四方八方に跳ねているというところ。


普段の猫っ毛も大好きだけど、それを口にしたりはしない。


「うん、今起きたとこだよ」

「今日学校だよね? 送ってく」

「え…だ、大丈夫だよ! そんなことしなくても…」


おれがそうしたいの、とわたしの言葉を遮って、麗仁くんは体を起こしてベッドをから降りた。


わたしも麗仁くんに続いて洗面所に行く。