―コンコンコン
抑えられたノックが聞こえ、少しだけ身体が震える。
「ごめんね、入るよ」
「…律先生、おかえりなさい」
「ただいま。学校で疲れちゃったかな?診察だけしていい?」
起こすよ、と体を起こされて体温計が脇に差し込まれる。
「帰り遅くてごめんね。何かあったらすぐに連絡してくれていいから」
「うん、熱はないね。少し音聴くから深呼吸して」
「はい、じゃあ首触るね。カテ入れたところ痛くない?そっか、じゃあ大丈夫。もう終わりね。寝ていいよ」
たぶん、時間にして5分もかかってない。
眠過ぎて頭が働いていないのかなぁと自分でもわかる。
だって、目の前にいるのは律先生のはずなのに、時々悠がいるように見える。
二人が似てるからかな。
「律先生、」
「うん?」
「悠は、いつ帰ってきますか?」
「悠もそろそろ帰ってくるよ。あと2日3日でね」
そうなんだ。悠、どこにいるんだろう。
出張とかなのかな?面白いお土産話あるかな?
もう帰ってくるんだ。やっと会える。
「悠の話をすると笑顔になるんだね。大丈夫。今日は疲れたんでしょ?寝なさい」
おやすみ、と電気を消して律先生は部屋を出ていった。
「おやすみなさい」
誰にも届いていないけど、それでいい。
抑えられたノックが聞こえ、少しだけ身体が震える。
「ごめんね、入るよ」
「…律先生、おかえりなさい」
「ただいま。学校で疲れちゃったかな?診察だけしていい?」
起こすよ、と体を起こされて体温計が脇に差し込まれる。
「帰り遅くてごめんね。何かあったらすぐに連絡してくれていいから」
「うん、熱はないね。少し音聴くから深呼吸して」
「はい、じゃあ首触るね。カテ入れたところ痛くない?そっか、じゃあ大丈夫。もう終わりね。寝ていいよ」
たぶん、時間にして5分もかかってない。
眠過ぎて頭が働いていないのかなぁと自分でもわかる。
だって、目の前にいるのは律先生のはずなのに、時々悠がいるように見える。
二人が似てるからかな。
「律先生、」
「うん?」
「悠は、いつ帰ってきますか?」
「悠もそろそろ帰ってくるよ。あと2日3日でね」
そうなんだ。悠、どこにいるんだろう。
出張とかなのかな?面白いお土産話あるかな?
もう帰ってくるんだ。やっと会える。
「悠の話をすると笑顔になるんだね。大丈夫。今日は疲れたんでしょ?寝なさい」
おやすみ、と電気を消して律先生は部屋を出ていった。
「おやすみなさい」
誰にも届いていないけど、それでいい。


