悠久の絃 2

〜絃side〜

昨日はお昼寝から起きたら上宮先生や広持先生がいて、広持先生には詰められて散々だった。

三人はお友達なんだと思うけど、あんなに早口で詰めなくていいじゃん!


まあ昨日の夜二人が帰ったのは聞こえてきたけど。


昨日の作り置きをお弁当に詰め直し、制服に着替えて朝ごはんを作りながら律先生が起きるのを待った。


「律せんせー?朝ごはん食べないんですか?」


「食べる!待って、今行く」



律先生も椅子に座って、一緒にいただきます。

律先生はなんでも素直に感想を言ってくれるから嬉しい。

美味しいも上手だねも全部すぐに教えてくれる。



「あ、そういえば綾と出かける約束してるんでしょ?テスト終わったら連絡ちょうだいって言ってたよ」


「はい!綾さんと浴衣を見に行こうって話してたんです!それで、それを着て悠と夏祭りに行こうって!」


「そうなんだ。楽しみがあるみたいで良かった。」



律先生の出勤は早いみたいで、ご飯を食べるとなんかあったらすぐに連絡してね!とドタバタしながら出て行った。