さすがにやばい。でも、今入院なんかになったらそれは困る。研修医の指導とまだ手をつけられていない仕事の山は誰がやる?退院させたいとを一人で留守番なんて絶対にできない。
でも、俺の体はもう持たない。
今は、頼るべきなんだろう。
友達として出てくれ、とスマホで名前を見つけて通話ボタンを押す。
『もしもし、悠?どうした?』
「発作出ちゃって、椎名、今から行ったら診てくれる?」
『はぁ?!お前いまどこ居んの?!まさか家帰ってないよな?』
え、?家、ダメなんだっけ、、
「家、いるけど、」
『はぁ……俺、今遅めの昼休憩だからそっち行くよ。楽な姿勢で息してて』
それから20分くらいして玄関のドアが開いた。
「悠!!大丈夫か?あーあー、一回音聞くから深呼吸して」
ああ、椎名だ。この手際の良さは昔から変わらない。安心すると、気が抜けたせいか一気に咳が出てきた。
「げほっ、こほっこほっ、ひゅっ、ひぅ、ぜほっ」
「口開けて、って、リリーバー使い切ってんの?!よく生きてたな。
ネブライザー吸って。」
でも、俺の体はもう持たない。
今は、頼るべきなんだろう。
友達として出てくれ、とスマホで名前を見つけて通話ボタンを押す。
『もしもし、悠?どうした?』
「発作出ちゃって、椎名、今から行ったら診てくれる?」
『はぁ?!お前いまどこ居んの?!まさか家帰ってないよな?』
え、?家、ダメなんだっけ、、
「家、いるけど、」
『はぁ……俺、今遅めの昼休憩だからそっち行くよ。楽な姿勢で息してて』
それから20分くらいして玄関のドアが開いた。
「悠!!大丈夫か?あーあー、一回音聞くから深呼吸して」
ああ、椎名だ。この手際の良さは昔から変わらない。安心すると、気が抜けたせいか一気に咳が出てきた。
「げほっ、こほっこほっ、ひゅっ、ひぅ、ぜほっ」
「口開けて、って、リリーバー使い切ってんの?!よく生きてたな。
ネブライザー吸って。」


