―――5日後。


「じゃあ、お薬の効果見てみようか。触診してから腟内エコーするね」


ゆっくり深呼吸してね、


鶴川先生はそんなこと言うけど、できるわけない。

動く椅子の上では身動きが取れなくて、嫌って言ってもやめてくれない。そして何より、今日の検査には悠がいない。

嫌いになっちゃうかもって言ったけど、今日は検査だけだからいてほしかった。



「んっ、、あっ、!やだ!、っふ、ぅ、、んぁっ!」


「うん、上手上手。もう少しほぐしてから入れるからね。上手にできてるよ。」


「んんっ!、っあ!いやぁ!んっ、ぅ、、」



嫌って言ってるの!!やめてよ…


「よし、だいぶ柔らかくなったね。ゆっくり入れるから息吐いて。止めたら痛いよ」



ググっ!って管をどんどん入れられていく感覚が気持ち悪くて、固く瞑った目から涙が溢れてくる。


「頑張れてるよ。もう少しね、」



先生たちのもう少しは少しじゃない。

長くて、嫌で嫌で仕方ない。


「んん!せん、せ、!はやく、っふ、んぁ、やめて!」


「ごめんね、ほんとにあと少しだからね。

……よし、終わり。今から抜くね。頑張った頑張った。」