悠「―――、――――――――、―――――――」


っ!


「……頑張る。」



夜星「うん。俺たちも精一杯頑張るよ。まずはお腹を治すことに集中ね。

さ、久しぶりに悠先生とお話しな。あんまり夜更かししちゃダメだよ」



ひらひらと手を振って、夜星先生は病室を出た。

夜星先生の纏っていたオーラが消えたからか、はたまた、久しぶりに悠と二人きりになれたからか。途端に力が抜けて、へなへなとベッドに背を預けた。






「いと〜最近ご飯食べれてないんでしょ?夜星先生から聞いてるよ。ゼリー買い足そうか?」


「ん〜ん、大丈夫。」


「退院したら何したい?あ、でも期末テストがあるか」


「テストもだけど、綾さんと浴衣買いに行く。夏祭りは間に合うでしょ?」


「うん。そうだね、姉ちゃんにも伝えておくよ。新しいカタログ取り寄せようか?お店によって変わってくるし」


「ううん。綾さんと決めるから大丈夫。悠は楽しみにしてて」


「そっか。夏祭り、もう楽しみだね。

いと、しんどくなったらすぐ教えてね。僕、しばらく忙しいと思うからさ」




コクッ