「心臓……?なんで、、なんで心臓もなの?なんで、っ?だって、だってお腹治ったら終わりじゃないの?」



悠「いと?大丈夫だよ。息吐かないと苦しいよ」



「やだ!だって心臓なんて言われなかったっ!なにも大丈夫なんてないじゃん!」



悠「そうだね、言われなかったね。でもね、いとの心臓は今結構頑張ってくれてるんだよ。これ以上頑張ったら止まっちゃうかもしれないから、手助けするためにアブレーションするの。」



「止まっちゃう、の?」



夜星「最悪ね。だからそれだけは絶対に避けたいんだ」



悠「いと、もう十分頑張ってるのはわかってる。でも、本当にあと少し、頑張れる?」




そんなのわかんない。だって、もう頑張ってるんだもん。

今日だって頑張ってご飯食べたのに、けっきょく薬も飲めなくて吐いちゃって。

頑張ってもできるかわからないもん。