研修医と休憩室を出ると夜星先生が待っていたようで、「カンファ終わったら時間取れる?」と歩きながら質問される。
「大丈夫です。いとのことですか?」
「うん。だから、研修医くんはちょっと外れてもらってもいいかな?」
彼は眉を下げて不満そうな顔をしたが、頷いてくれた。好奇心と向上心で溢れる彼は、ここ最近いとのことを聞いてくるようになった。
刺激を増やさないように、と合わせることは叶わないけれど。
カンファレンスは研修医も僕もとくに詰められることなく終了。僕の担当では無いけれど少し病状が気になる子にマークして、ようやく夜星先生の話を聞ける。
「二週間、ですか……」
「うん。悠先生の勤務形態についてはこれから医局長に相談してみる。アブレーションは俺たちでやる?それとも広持院長にやってもらう?あの人一応循環器外科だけど」
「執刀医については夜星先生にお任せします。それと、僕の勤務形態は今のままで大丈夫です。実家にも掛け合いますし、」
「わかった。執刀に関しては俺が決めておく。
でもね悠先生、今倒れられたら困るからね」
「はい。」
この治療計画を、いとにはこの後伝えに行くらしい。僕も、会いに行きたい。
「っ、!夜星先生!僕も、いとの病室行っていいですか?」
「………いいけど、今日は怒っちゃダメだよ」
「えぇ、わかってます。」
「大丈夫です。いとのことですか?」
「うん。だから、研修医くんはちょっと外れてもらってもいいかな?」
彼は眉を下げて不満そうな顔をしたが、頷いてくれた。好奇心と向上心で溢れる彼は、ここ最近いとのことを聞いてくるようになった。
刺激を増やさないように、と合わせることは叶わないけれど。
カンファレンスは研修医も僕もとくに詰められることなく終了。僕の担当では無いけれど少し病状が気になる子にマークして、ようやく夜星先生の話を聞ける。
「二週間、ですか……」
「うん。悠先生の勤務形態についてはこれから医局長に相談してみる。アブレーションは俺たちでやる?それとも広持院長にやってもらう?あの人一応循環器外科だけど」
「執刀医については夜星先生にお任せします。それと、僕の勤務形態は今のままで大丈夫です。実家にも掛け合いますし、」
「わかった。執刀に関しては俺が決めておく。
でもね悠先生、今倒れられたら困るからね」
「はい。」
この治療計画を、いとにはこの後伝えに行くらしい。僕も、会いに行きたい。
「っ、!夜星先生!僕も、いとの病室行っていいですか?」
「………いいけど、今日は怒っちゃダメだよ」
「えぇ、わかってます。」


