悠久の絃 2

夜、ご飯の時間を終えてゆっくりしていると瀬堂先生と椎名先生が部屋に来た。

夜星先生の回診があったから来ないと思ってたけど、そういえば先生たちいつでも来るからなと思えば別に普通だった。



「絃ちゃん、もしもししてもいいかな?服の上からでいいよ」


深呼吸の中にあるほんの少しの違和感を無視して、ゆっくり胸を上下させる。


「少し苦しいかな。吸入器使った?」


首を横に振ると、瀬堂先生は「そうかぁ」と呟いていつもの笑顔に戻った。



「今はゆっくりしてて大丈夫だからね。椎名先生も診る?」


「はい。」




椎名先生と瀬堂先生が場所を入れ替え、ステートを耳にかける椎名先生は目の前に。

「服は上げなくていいから、中に入れてもいいか?」


コクッ


「ん、深呼吸して」