悠久の絃 2

夜ご飯……そういえば、今日はなんだろう。


ていうか、私が家に帰ってないから家事は全部悠に任せきりじゃん…


はぁ、、

退院いつなんだろう。家のこともやりたいし、綾さんと出かけるって約束もしてたのにな…








「夜ご飯だよ〜!」


元気よく病室に入ってきたのはこのちゃん。


「このちゃん……お腹空いてない」


「あ、ほんと?でもね、夜星先生から食べられる分だけで大丈夫って言われてるから!無理しなくていいよ」


そう言われたらほっとする。

目の前に置かれた食事はやっぱりそそらなくて。


「また後でくるね」


このちゃんが病室を出たのを見て箸を置いた。


いや、なんか嫌な予感がする。