悠久の絃 2


すぐ終わるから外で待ってて、とまた2人の話は聞けなかった。



車に戻ると、悠はいつもより優しい顔をしている。

「りつくんとだいすけくんって誰なんですかね?
りつ、なんて名前は律先生しか知らないけど、おばあちゃんとは関係ないですよね。先週アメリカに帰っちゃったし」


「大祐くん、は?心当たりないの?」


「全く。悠は誰のことかわかるの?」


「まあね。でも、いともいつかわかるから」

悠は、おばあちゃんに会いに行ったあとは何かを秘密にしていることが多い。今日も、わかってるのに教えてくれない。

「そっか」


「うん。この後はどうしたい?お出かけしてもいいけど、制服着替えたい?」


「ううん。今日はお家にいる。おばあちゃんとたくさん話したから少し疲れちゃった」


「わかった。お家でゆっくりしよう」