悠久の絃 2

〜絃side〜

悠に起こされた時には、もう駐車場に入る時だった。

「おはよ。水飲んで喉濡らしといて。乾燥してたら風邪引いちゃうよ」


うん、と返事をして、ドリンクホルダーに置いていたペットボトルを手に取った。
悠がスーパーで箱買いしてくるこの水。特にこだわりはないみたいで、毎回違うものを買ってきてる。



「はい、到着。そっち開けるからシートベルトだけ外しといて」


がちゃ、とドアが開けられて、悠の手を掴んで車から降りた。

車の反射を見て、もう一度身だしなみを整える。


自動ドアを通って受付を済ませ、悠の背中について行く。