絃がバスルームに向かったのを確認し、律は悠の頭を軽くはたいた。

「いてっ!え?何すんの?」


「何すんの?じゃねーよ。絃ちゃんにどれだけ抱えさせてんだよ。」


「そのことは、この後話すつもりだったの。」


「じゃあその話し合いは中止。後で聞いた事話してやるから晩酌付き合え。」


「…わかった。」