「いと、苦しいんでしょ?嫌なのはわかったけど、吸わないとしんどいだけだよ。」


何度か試してみたけど吸ってくれない。


「ダメだ。連れてくからリュック持ってきて。」

「了解。」



もう疲れきっているのか、多少の抵抗はしたものの抱っこは楽勝だった。


「上宮先生、お願いします。」


もうここからは僕の持ち場じゃない。上宮先生にお願いして処置室を出た。