悠久の絃 2

振り向くと鋭い目をした椎名先生が私を見下ろしている。


手を引かれてリビングに行くと、流れるように診察、お説教が始まった。


「悠は今どんな状況だ。」


「風邪、引いて、、ます。」


「なんでその事を知っていて部屋に入った?」


「、、心配、だから、です、、」


「上宮先生はなんて言ってた?」


「安心しな、寝かせてあげてって、、言ってました。」