ブラウスのボタンを外すと、早速ステートが胸に触れた。


 深呼吸をしていると、夜星先生の顔が少し歪んだ。


「絃ちゃん、走った?」

「走ったと言いますか、、急がないと間に合わないと思って、階段を、、少しだけ」

「健診は多少遅れても大丈夫だから、歩いてきて」

「はい。ごめんなさい…」