「絃ちゃん、前向けるかな。」 ゆっくり、顔を上げると、麻河先生は普段はしない、真面目な、キリッとした顔をしていた。 「ここには、―消えろ―なんて言う人間は誰一人としていない。 それは、100%。安心して。 言いたくなければ言わなくてもいい。 初めて病院に運ばれた時、絃ちゃんは、全部を終わらせたかったの?」