黒峰くん、独占禁止。

「しかもそこ、春宮が好きだって言ってた抹茶のクレープの種類が多いんだってな。トッピングも選び放題だって。」

「…………うぬ。」

「それに、今中高生限定でクーポン券も貰えるらしい。それ、実は今日までっぽいし。」

「……うぬぬ。」

「あ、そういやそのクレープ屋の近くにガチャ専門店があるらしいな。行ってみるか?」

「行きます。行かせてください。」

 ……負けてしまった、誘惑に。

 黒峰君の誘導により、まんまと乗ってしまった私。

 クレープまではまだ辛うじて我慢できた。

 けども、ガチャガチャの話をされたら……それは行くしかない。

 私は重度のガチャガチャオタクだ。この話に乗らないでどうする。

 もちろん、黒峰君の手中にいるとは重々承知の上だけども……。

「そうこなくっちゃな。」

「っ……。」

 私、おかしいかも。

 今まで黒峰君にドキドキとか、こんなにした事なかったのに。

 黒峰君の笑顔が、あまりにもキラキラしていて直視できなかった。

 ……忘れちゃダメだよ、私。