黒峰くん、独占禁止。

 ……でも、お昼行けなかったもんね。

 そう考えると黒峰君に申し訳なさが生まれ、悩んだ末に《いいよ。》と返信した。

 その数分後、ピコンッとまた言葉が送られてくる。

《今日は何か面白い事はあったか?》

《ううん、特に何もないよ。普通の日。》

《そうか。授業とかはどうだ、楽しいか?》

《まぁまぁ、かな。》

 黒峰君からの質問に、そう淡々と返す。

 その時にふっと、メッセージを見て思った。

 ……なんだろう、質問の内容が娘を心配するお父さんみたいだ。

 黒峰君からすれば、私なんて子供……って事なのかなぁ。

 それとも、私のことが好きだから気になってる……とか?

 ……って、ないない。流石に自分でそんなの考えるのは自意識過剰だよね。

 例えそうだとしても私は黒峰君の気持ちに答えられないんだし、まともに取り合わないほうがいい。

 黒峰君に最低な事をしているのは、百も承知だけど……。

《なぁ、電話かけていいか?》

 そう考え込んだ瞬間、通知音と共に送られてきたそんなメッセージ。