黒峰くん、独占禁止。

「まさかお前から、そう言ってもらえるとは思わなかった。」

「へっ、いや、ちょ、ちょ……く、黒峰君っ!? い、一旦止まろ……っ?」

「……無理だろ、無茶言うな。」

「えぇっ!?」

 甘い言葉と、悪戯っ子のような笑みと――優しくてふわふわするようなキスだった。

 止まってって言っても、お言葉通り止まってくれる気配はない。

 むしろヒートアップしてそうで……私がギブアップになりそう。

 だからとりあえず一生懸命胸板を叩いて、制止の声を張り上げた。

「く、黒峰君て……そんなキス魔、だったっけ?」

「お前にだけな。ようやく好きなだけ触れれるって思ったら、止まれる訳ねーよな。」

「いや、だからちょっと……!」

 話を聞いて!

 こっちは聞きたい事がいっぱいあるのに、黒峰君がいっぱいキスしようとしてくるせいで何も言えない。

 それにここ、外だし……っ!

 誰かに見られでもしたら私がどうにかなっちゃいそうだから、場所を変えようと提案しようとすると。

「……おい黒峰ぇぇっっ!! 今日こそはお前を……――ガハッ!!」