「それじゃあまた、お家に遊びに行くね。」

「やったぁっ！　ありがとう、桃香ちゃんっ！」

「ううん。こっちこそ……ありがとう。」

　光莉ちゃんにつられて、私も笑顔でそう返した。

　……だけど、光莉ちゃんには申し訳ないな。

　私が嫌われてるせいで、光莉ちゃんもみんなから距離を置かれるようになってしまった。

　光莉ちゃんは私と違って明るくてやさしくて、ふわふわマイナスイオンの存在。

　毎日毎日、考えずにはいられない。

　光莉ちゃん、ほんとにごめんなさい。

　ありがとう……っ。