黒峰くん、独占禁止。

 ……黒峰君と真冬さんって、恋人同士なのかな。

 あれだけたくさん泣いたのに、気持ちは晴れるどころか淀んでいく。

 気になって気になって仕方なくて、黒峰君とのトークルームを開いた。

 そういえば、最近はあまりやりとりができていない。

 ……前までは困るって思ってたのに、今は寂しいや。

 黒峰君に会いたい、話したい、一緒にいてほしい。

 黒峰君のどこに、何に惹かれたのかも定かじゃないけど、次から次へと欲が出てきてしまう。

 真冬さんじゃなくて、私を選んでほしい……。

「なーんて。」

 あはは、と自嘲気味な笑みが洩れ出す。

 黒峰君は私なんか選ばない、私なんかよりも真冬さんのほうがよっぽど良いだろう。

 可愛くて優しくて、それなのにしっかりしていて。

 いろんな有名人からも支持されていて、モデルもやってて。

 私と比べるなんておこがましすぎるくらい、素敵な人。

 だから黒峰君が私を選ばず、真冬さんを選ぶのは明白だった。

 いつから仲が良いんだろう?とか、どうして仲が良いんだろう?とか、気になる事はキリがない。