黒峰くん、独占禁止。

「いや、桃香ちゃんと遊びたいって気持ちはほんとなんだよ? でもね、その時に桃香ちゃんに相談乗ってほしくって……。」

「いくらでも乗るよ! むしろ、私にはこれくらいしかできないから。」

 光莉ちゃんに返せるものが何もない私にとって、頼られるのは本当に嬉しい事だ。

 遠慮してほしくないし、どんどん相談してほしいくらい。

 ドンッと胸を叩いて笑顔を向けると、光莉ちゃんも同じように笑ってくれた。

「良かった。ありがとう、桃香ちゃんっ!」

 ……天使だなぁ。

 心の底から喜んでくれてるっぽい光莉ちゃんに、ここぞとばかりに顔がへにゃる。

 告白は、成功すると勝手に思っている。

 だって見た感じは本当に良い雰囲気だし、古夜君のほうが光莉ちゃんのことを想っている気がしているんだ。

 結果がどうなるかは無責任には言えないけど……多分、大丈夫だと思う。

 なんて言葉は、胸の内に秘めておく事にした。



 ……時間というものは、自分が想定しているよりもあっという間に過ぎる。

 ぽけーっと日常を過ごしていたらもう明日は光莉ちゃんとのお出かけで、私は滅多にしないパックを引っ張り出していた。