『柚月、中学でちがうクラスになってもわたしの親友でいてね』

『莉奈ちゃんこそ、これからもずっと私と仲良くしてね』


小学校の卒業式の日。お互い涙を流しながら交わした約束は、今でもはっきりと覚えている。


でも、私たちが親友として会話をしたのはこの時が最後。


中学校に入学してクラスが離れたとたん、莉奈ちゃんは私から距離を置くようになった。