「違っ。これは……!」
弁解しようとした私の視界に、軽やかにダンスを踊る愛花ちゃんの姿が入ってきた。
こちらをチラッと見た愛花ちゃんは、フフッと小さく笑った。
――!!
やられた、確信犯か――!
ゲームの中では、生徒会メンバーの彼らによる、断罪が行われた今日。私は無事に、断罪ルートを回避した。
ゲームにはなかった、白紙の未来。どんな大学生活が待っているかは、分からないけれど――。
できることならば、これからの毎日も、キラキラ輝くように。一日一日を大切に生きていきたいと、思っている。
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